ワックスドジャケットで有名なBarbour(バブアー)は、イギリス生まれのジャケットです。近年人気が高まり、古着の商品も数多く市場に出回っています。
しかし、ワックスドジャケットを古着で買うと匂いが気になる場合が多いです。
この記事では、バブアー(Barbour)の古着の臭いを取る方法を紹介します。
Barbour(バブアー)とは?
バブアー(Barbour)とは、1894年にイングランドで創業されたアウトドアブランドです。
ワックスドジャケットなどの耐久性の高い丈夫なものを多く取り扱っており、雨などの天候にも強い防水機能が充実しています。
創業からバブアー(Barbour)の代表商品として知られているワックスドジャケットは、今もなお多くの人から支持されています。
バブアーのワックスドジャケットの匂いの原因は?
バブアーのワックスドジャケットを古着で買ったけど、匂いが気になるという人は多いのではないでしょうか。
バブアーのワックスドジャケットは、名前の通りワックスを染み込ませたジャケットであるため、他のアウターに比べて扱いが難しいです。
ここでは、ワックスドジャケットの匂いの原因について紹介します。

オイルの酸化
バブアーのワックスドジャケットには、生地にワックス(オイル)を染み込ませています。ワックスを生地に染み込ませることで、防水効果が期待でき、雨対策になると言われています。
古着の場合、19世紀以降のものは特に匂いが強いものが多いでしょう。理由としては、動物の油を使用していたからと言われています。
近年発売されているワックスドジャケットには、匂いが強くない専用のワックス(オイル)が使用されていますが、経年劣化により、酸化することで匂いを発することがあります。
カビ
バブアーのワックスドジャケットの匂いの原因として、カビが発生することで匂うことがあります。
ワックスドジャケットには、オイルが染み込まれているため、生地に油を含んでいます。油分を含んだものは、湿気の高い場所に保管してしまうとカビが発生する可能性が高いです。
そのため、ワックスドジャケットを保管する際は、風通しの良い場所で湿気に注意して保管することで、カビの発生を防ぐことができます。
埃や汚れ
埃や汚れも匂いの原因になります。服は一度着用すれば必ず空気中にある埃などが付着してしまうものです。
特に記事に油分を含んだワックスドジャケットの場合は、埃などが付きやすく、お手入れをしないと埃が蓄積してしまいます。
蓄積した埃は、カビや雑菌の発生源になり、匂いの原因になります。そのため、着用後にブラッシングを行うなどの定期的なお手入れをしましょう。
バブアーのワックスドジャケットの匂いを取る方法
バブアーのワックスドジャケットは、年代物や経年劣化、保管方法などによって匂いが発生してしまいます。
古着で買った際、すでに匂いがするものもあれば、買って使っているうちに臭くなってしまう場合もあるでしょう。
ここでは、バブアーのワックスドジャケットの匂いを取る方法を紹介します。

日陰干し
ワックスドジャケットは油分を含んでいるため、湿気が原因でカビなどが発生してしまう可能性が高いです。そのため、風通しの良い場所で日陰干しをしましょう。
日陰干しをすることで、生地についた湿気や水分を落とすことができます。天日干しは日光などで日焼けの原因にもなり、生地に負担がかかってしまうため、日陰干しをしましょう。
スポンジで水拭き
ワックスドジャケットのお手入れ方法としておすすめなのが、水拭きです。まず表面についた埃や汚れをブラッシングで綺麗にしましょう。
続いて水を軽く含ませたスポンジで全体を水拭きします。水分はできるだけ絞り、ジャケットについた汚れを軽く拭き取るようにしましょう。
消臭スプレー
一時的な匂いの軽減であれば消臭スプレーも効果的です。しかし、スプレーの成分などを確認し、テストを行ったうえで使用することをおすすめします。
オイル抜きをする
オイル抜きとは、ワックスドジャケットの生地に染み込ませているワックス(オイル)を抜くことです。オイル抜きをすることで、匂いやべたつきを軽減することができます。
しかし、オイル抜きをすることで古着の風合いを失ってしまう可能性もあるため、自己責任で行いましょう。
オイル抜きの手順は以下の通りです。
- 40度程度のお湯と洗剤を混ぜる
- 手でもみ洗いをする
- 脱水(洗濯機は使わない)
- 日陰干しをする
オイル抜きを行うと、表面についたワックス(オイル)がほとんど落ちてしまうため、かなり印象が違ったものに変わってしまう可能性が高いです。
しかし、気になる匂いやべたつきなどもほとんどなくなるため、匂いやべたつきが気になって外に着ていくことができない人は、試してみましょう。
バブアーをクリーニングに出すと断られる?
バブアーのワックスドジャケットは、一般のクリーニングに出すと断られることが多いです。ワックスドジャケットは、洗濯表示が全て×であるため、本来洗濯できないものになります。
また、技術力のあるクリーニング屋にお願いしないと、生地がボロボロになってしまったり、仕上がりが悪くなる可能性があります。
オイル抜きなどのオプションがある場合や、商品の状態や特性を理解できている業者にお願いしましょう。
古着のバブアーの匂いはやり方次第で軽減できる
バブアーのワックスドジャケットは、ワックス(オイル)を生地に染み込ませているため、湿気の多い場所で保管するとカビが発生し、匂いの原因になります。
そのため、定期的に風通しの良い場所で日陰干しをしたり、ブラッシングをするなどのお手入れをしましょう。
洗濯などが難しいため、匂いやべたつきなどが気になった場合は、オイル抜きをしたり、対応してくれるクリーニング屋にお願いしてみてください。
おしゃれでかっこいいバブアーのワックスドジャケットを綺麗に着こなしましょう。
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