古着でレザージャケットを購入したけど、匂いが臭くて困っているという人は多いでしょう。特に古着の革製品は、購入時から匂いが気になるものもあるため、その後の扱いが難しいことも多いです。
この記事では、レザー(革製品)の匂いの取り方について紹介します。
レザー(革製品)古着の匂いを取る方法
古着でレザージャケットを買ったけど、どうしても匂いが気になって着たくても着れないという人もいるのではないでしょうか。レザージャケットなどの革製品は、洗濯機などで気軽に洗えるものではないため、どうすればいいのかわからない人も多いでしょう。
ここでは、レザー(革製品)の匂いを取る方法を紹介します。

日陰干しをする
古着レザーの匂いを取る方法として、日陰干しは有効な方法です。直射日光を避けた、風通しの良い場所を選んで干しましょう。
干す前にレザーを軽くブラッシングしたり、濡れた布で拭いたりと、簡単に汚れを落としてください。干している途中で定期的に裏返すことで、内側の臭いも取り除けます。
また、長時間干し続けると湿気でかえって匂いが発生してしまう可能性があるため、適度な時間で取り込みましょう。
新聞紙を使う
新聞紙には、吸着力と乾燥効果を利用して臭いを軽減する効果があります。新聞紙を丸めてレザーの中に詰め込みます。特に臭いが気になる箇所に新聞を配置しましょう。
- 新聞紙をレザーに詰め込む
- レザーを袋や箱などで密封し数日間放置
- 放置中に何度か新聞を取り替える
- 数日後に新聞紙を取り出す
- 風通しの良い場所で日陰干し
お酢を使う
消臭方法として、お酢(ホワイトビネガー)を利用した方法もあります。お酢には、革製品の匂いを軽減してくれる作用がありますが、取り扱いには十分注意しましょう。
- お酢と水を1:1で混ぜ酢液を作る
- スプレーボトルに入れる
- レザー全体に使用する前に、目立たない箇所に軽く吹きかけ、変色やひび割れなどがないかを確認する
- 問題がなければ遠くから全体に吹きかける
- 最後に柔らかい布で酢液をふき取る
レザークリームを塗る
レザークリームはレザー製品に保湿効果をもたらし、匂いを和らげるだけでなく、レザーの保護や柔軟性の維持などの効果があります。
- レザー全体をまず軽くブラッシングし、汚れを取り除く
- 少量のレザークリームを柔らかい布に取り、レザー製品全体に均等に塗布する
- 円を描くようにして、クリームをレザーに馴染ませる
- 塗布した後は、しばらく放置する
- 放置後、余分なクリームを柔らかい布でふき取る
- 風通しの良い場所で自然乾燥させる
使用する前に、クリームの成分や製品の素材に注意しましょう。また、クリームの使用前には製品のケアラベルやメーカーの指示を確認することをお勧めします。
重曹を使う
重曹は消臭効果があり、古着レザーの匂いを取るのに効果的な方法です。
- 重曹をお茶のパックや使わなくなった靴下に入れる
- ハンドタオルやポリ袋で重曹を包み込む
- レザーと一緒にビニール袋に入れる
- 数日間放置
重曹は自然な消臭効果があり、さまざまな素材に対して使えるため、常備しておくと便利です。
クリーニングに出す
一番安全で確実に匂いを取る方法は、クリーニングに出すことです。
確実に匂いが取れるとは限りませんが、要望を伝え、オプションなどを追加すれば、様々な方法でレザー製品の悩みを解決してくれるかもしれません。
お酢やクリーム、重曹などを使って自分でするのが怖い人は、プロにお任せするのがおすすめです。
レザー(革製品)古着が臭くなる原因は?
レザージャケットなどの革製品は、なぜ臭くなるのでしょうか。ここでは、レザー(革製品)が臭くなる原因について紹介します。

薬品の匂い
レザー(革製品)は、動物の皮を使用しているため、腐敗しないように「鞣し(なめし)」という加工が行われます。
鞣し(なめし)を行う際に、鞣し剤といわれるタンニン、クロムなどの成分が含まれる薬品を使用するため、薬の匂いが残っていると臭いと感じることがあるでしょう。
また、薬品の匂いが残っているということは、新品に近い状態であることが多いため、使用していくうちに、匂いがなくなる可能性があります。
汗やカビの匂い
古着の場合、前任者が使い込んでいたものは汗や湿気によるカビの匂いが付いている可能性があります。
カビなどが原因の場合は、風通しの良い場所で日陰干しするといいでしょう。干しすぎると革が固くなってしまうため、割れなどの原因になるため、適度な時間行ってください。
日陰干しをして湿気がなくなった後、新聞紙などを詰めて、2日程度置いておくといいでしょう。
タバコの匂い
レザーなどの革製品は、匂いを吸収しやすいため、タバコなどの匂いも付きやすいです。
自分がタバコを吸わなくても、タバコを吸う人と一緒にいるだけで匂いが移ってしまうこともあります。
タバコの匂いが付いたままクローゼットなどに放置してしまうと、他の服に匂いが移ってしまう可能性があるため、できるだけ早めに対処しましょう。
レザー(革製品)古着が臭くならない対策方法
レザージャケットなどの革製品は、今は臭くなくても、着ているうちに臭くなってしまう可能性があります。
そのため、臭くならないように日々のお手入れが重要です。ここでは、レザー(革製品)古着が臭くならない対策方法を紹介します。
湿気に気をつける
レザーなどの革製品は、湿気に気をつけましょう。湿気はカビの原因になるため、定期的に風通しの良い場所で換気するのがおすすめです。
カビは匂いの原因でもあるため、匂いが気になる人は日陰干しをすると匂いが軽減できるかもしれません。
防水スプレーを使う
革製品は、基本的に湿気や水に弱い素材です。湿気や水を予防する方法として、革専用の防水スプレーを使いましょう。
雨の日にレザージャケットを着用する際は、出かける30分前くらいに全体にスプレーを吹きかけましょう。
注意点として、スプレーをかけすぎると革の硬化やひび割れの原因になるため、適度に利用してください。
レザー(革製品)古着の匂いはお手入れ次第で取れる
レザー(革製品)は、他の素材の服に比べて匂いが残りやすい素材です。そのため、日々のケアが必要になります。
特に湿気や水に弱い素材であるため、日陰干しで乾かすことや新聞紙、レザークリームなどを使ったお手入れをすると、お気に入りのアイテムが長く愛用できるでしょう。
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