アメリカを代表するスポーツウェアブランド「Champion(チャンピオン)」。
リバースウィーブのスウェットやバータグなど、古着好きにとって外せないブランドです。
この記事では、チャンピオンの歴史、タグの年代変遷、ヴィンテージの見分け方までを詳しく解説します。

Championの歴史を知ろう|アメリカ発の老舗スポーツブランド
チャンピオンの歩みは、アメリカンスポーツの発展とともにありました。
まずは、ブランドの設立から現在に至るまでの歴史を振り返りましょう。

1919年創業|ロチェスターで誕生したChampion Knitting Mills
チャンピオンは1919年、ニューヨーク州ロチェスターで「チャンピオン・ニッティング・ミルズ社」として創業しました。
当初はセーターやアンダーウェアを生産していましたが、耐久性に優れた製品が評判を呼び、アスレチックウェア専門メーカーへと成長していきます。
1930年代|カレッジスポーツと契約し、本格的に普及
1930年代に入ると、ミシガン大学のアスレチックチームのユニフォームを手掛けるようになり、大学スポーツ界の定番ブランドとしての地位を確立。
この時期に「スウェットシャツ」や「パーカー」が学生アスリート向けに開発され、現在の定番アイテムの原型が生まれました。
1950〜60年代|アメリカ軍や学校制服としても採用
品質の高さが評価され、米軍のトレーニングウェアとして正式採用。
また、アメリカ国内の学校やスポーツチームでも制服・ジャージとして使われるなど、公共機関との結びつきも深まりました。
1970〜80年代|リバースウィーブが定番化&「バータグ」時代
この時代に、チャンピオンの代名詞とも言える「リバースウィーブ(REVERSE WEAVE)」スウェットが定番化。
洗濯による縮みを抑える革新的構造は、アスリートや学生の間で爆発的に広まりました。
同時期に使われていた「バータグ」は、現在のヴィンテージ市場でも特に人気の高い年代タグの一つです。
1990年代〜現在|ストリートカルチャーと融合し、再ブームに
90年代にはヒップホップカルチャーやスケーターに支持され、チャンピオンはストリートファッションのアイコンに。
2000年代に入ると一時的に人気が落ち着きましたが、2010年代に再評価され、ユニクロとのコラボやセレクトショップでの取り扱いなどにより若者を中心に再ブームとなりました。
タグで見るChampionの年代判別|古着ファン必見のディテール解説

古着のチャンピオンアイテムを見分ける上で重要なのがタグの種類です。
ここでは、代表的なタグとその特徴を時代ごとに紹介します。
【1940〜60年代】ランナーズタグ(Runner’s Tag)
ランナーのイラストが入ったクラシックなタグで、非常に希少価値が高い年代です。
このタグがついたアイテムはヴィンテージ市場でも高額で取引されます。
【1970年代】バータグ(Bar Tag)
白地に青や赤のラインが入った「バータグ」は、70年代を代表するタグ。
この時代はリバースウィーブの完成形とも言える時期で、状態の良い個体はコレクターにも人気です。
【1980年代】トリコタグ(Trio-Color Tag)
通称「トリコタグ」と呼ばれる赤・白・青の3色使いのタグ。
80年代のアメリカらしさが詰まっており、近年人気が高まっています。
【1990年代後半】刺繍タグ(Embroidered Tag)
ロゴが刺繍で表現されたシンプルなタグ。
90年代の終わり頃に登場し、ストリート全盛期を象徴するタグの一つです。
【2000年代〜現在】プリントタグ・熱転写タグ(Heat Transfer)
現在はプリントによる熱転写タグが主流。
タグ自体が薄く、肌触りがよいため、機能性を重視した現代的な作りが特徴です。
チャンピオン古着の人気アイテムを紹介|定番から希少モデルまで
チャンピオンには数多くの人気アイテムが存在しますが、特にヴィンテージ市場で注目されるモデルを紹介します。

リバースウィーブスウェット
最も有名なアイテム。肉厚な生地と耐久性、肩に入った縫い目(横編み構造)が特徴です。
バータグやトリコタグがついているものはプレミア価格になることも。
カレッジプリントTシャツ・スウェット
アメリカの大学名がプリントされたモデルは、ヴィンテージ感満載。
染み込みプリントやフェード具合が古着ならではの魅力です。
ミリタリーリリース品(U.S.NAVYなど)
軍支給のトレーニングウェアやTシャツなども存在します。
タグやステンシル(軍の印字)で真贋を判断しましょう。
タグなしのリメイク・フェードモデル
経年変化やフェードが進んだモデルは、タグが取れていることもありますが、独自の風合いがありファッション性は抜群です。
Champion × 各ブランドのコラボモデル一覧

チャンピオンは長い歴史の中で、さまざまなブランドやデザイナーとコラボレーションを行い、注目のアイテムをリリースしてきました。
ここでは、特に人気の高いコラボモデルをブランド別に紹介します。
Supreme × Champion|ストリートシーンの象徴的コラボ
Supremeとのコラボは、チャンピオンの存在を再評価させた代表的なプロジェクトのひとつ。
リバースウィーブのボディに大胆なロゴを配したデザインは、ストリートファッションの象徴的アイテムとして高い人気を誇ります。
BEAMS × Champion|日本限定の別注アイテムに注目
日本の人気セレクトショップ「BEAMS」とのコラボでは、シルエットやカラーリングを日本人向けに調整した別注モデルが登場。
ヴィンテージ感とトレンドを融合させたコレクションは、日本の古着市場でも高い評価を得ています。
Maison Margiela × Champion|アバンギャルドな融合
フランスのハイブランド「メゾン マルジェラ」との異色コラボでは、チャンピオンのスポーツウェアにモードの要素を加えた前衛的なデザインが話題に。
再構築やダメージ加工など、アート性の高いアイテムが展開されました。
KITH × Champion|上質で都会的な仕上がり
ニューヨーク発の人気ブランド「KITH」とのコラボでは、定番のリバースウィーブをベースに、洗練されたロゴやカラーパレットが特徴的。
スポーツとラグジュアリーの中間を狙ったデザインが多く、現代的な古着として人気です。
タグだけで見分けるチャンピオン年代早見表
古着好きなら押さえておきたいのが、チャンピオンの「タグ」による年代判別。
ここでは、タグの特徴から年代を素早く判断できるよう、代表的なタグを年代別にまとめました。

| 年代 | タグ名 | 特徴 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1940〜60年代 | ランナーズタグ | 細長く筆記体の「Champion」ロゴ | 初期モデルで希少性高 |
| 1970年代 | バータグ | 「Cマーク」とバーコードのような赤・青の線 | ヴィンテージ人気高 |
| 1980年代 | トリコタグ | トリコロールカラーの「Champion」ロゴ | 最も認知度の高いタグ |
| 1990年代 | 刺繍タグ | タグ自体にロゴが刺繍 | チャンピオン黄金期 |
| 2000年代以降 | 熱転写タグ(プリントタグ) | タグが無く、内側に直接プリント | 現行アイテム |
※例外もあるため、ボディや縫製など他の要素も併せて判断するとより確実です。
偽物のチャンピオンを見分けるチェックポイント

チャンピオンの人気に伴い、市場には偽物(フェイク)も出回っています。
本物と見分けるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
タグのフォントと縫製を確認
本物のチャンピオンは、タグの印字が鮮明でブレがなく、縫製も丁寧です。
一方、偽物はフォントが太かったり、印刷がズレていたりすることがあります。
「C」ロゴの刺繍精度を見る
特に「Cマーク」の刺繍部分は要チェック。
偽物は糸の始末が雑で、輪郭が歪んでいる場合があります。
オリジナルは緻密でバランスのとれた仕上がりが特徴です。
洗濯タグの表記ミスに注意
日本語・英語の表記に違和感があったり、意味不明な文字列が並んでいる場合は要注意。
正規品はタグの表記にも一貫性があります。
極端な価格に騙されない
市場相場より極端に安い場合は要注意。
特にフリマアプリやオークションでは、フェイクが混ざっているケースが少なくありません。
Championは100年続く“本物のアメリカ古着”ブランド
Championは、スポーツウェアの歴史とともに歩んできた信頼のブランド。
その高い品質と独自の構造は、時代を越えて愛され続けています。
タグの違いや年代背景を知ることで、チャンピオンの古着が単なる中古服ではなく、歴史あるファッションアイテムだと実感できるでしょう。
今後もチャンピオンは、スポーツとファッションを融合させたブランドとして、さらに進化し続けていくに違いありません。










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