ノースフェイス(THE NORTH FACE)の歴史とタグでわかる年代判別ガイド

ノース フェイス 歴史

THE NORTH FACE(ノースフェイス)は、アウトドアとファッションの両シーンで高い支持を受ける世界的ブランド。
古着市場でも高い人気を誇り、タグの違いから年代を特定できることをご存知ですか?
この記事では、ノースフェイスの歴史とともに、年代ごとのタグの特徴を徹底解説。
ヴィンテージアイテムを見極めるうえで知っておきたい情報が満載です。
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目次

ノースフェイス(THE NORTH FACE)のブランドの歩み

ノースフェイスは1966年、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで設立されました。
創業当初は登山用品専門店でしたが、機能性とデザイン性を両立したアイテムで注目を集め、徐々に世界的アウトドアブランドへと成長。
アウトドアだけでなくストリートやモードにも影響を与え、90年代以降はファッションアイコンとしても人気が爆発しました。

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1960年代後半〜1970年代|「茶タグ」時代の幕開け

この時代に登場したのが「茶タグ」と呼ばれるヴィンテージタグ。
ベージュ〜茶色の生地に白抜きで「THE NORTH FACE」のロゴが入っています。
このタグは初期製品にのみ使われており、現存数が少ないため非常にレア。
製造国はアメリカで、製品はグースダウンパーカやマウンテンパーカーなどのクラシックなギアが中心。
アウトドアギアとしての原点を感じられる、ノースフェイスの“本物”を味わえる時代です。

茶タグの特徴と見分け方

茶タグは、素材にナイロンなどが使われた粗めの生地に縫い付けられており、ミシンの縫い方も手作業感が強いのが特徴。
タグ自体のサイズやフォントにばらつきがあるのもこの時代ならではです。
文字の太さや間隔に注目すると、より細かい年代の違いも見えてきます。
タグ裏にサイズ表記やケアラベルが付かないことも多く、これも年代判別のポイントです。

1980年代|「黒タグ」の登場とブランド転換期

1980年代に入ると「黒タグ」と呼ばれるタグが主流になります。
黒地に白い「THE NORTH FACE」のロゴがデザインされ、より洗練された印象に。
この頃からファッションアイテムとしても注目され始め、シェラパーカやゴアテックス素材のアウターが登場。
デザイン性と耐久性が向上し、アウトドアだけでなく都市部でも着用されるようになります。

MADE IN USA表記が残る最後の世代

1980年代後半から1990年代前半にかけては「MADE IN USA」の表記がタグに残る最後の時代。
この表記があるかないかで、ヴィンテージ価値が大きく変わります。
この時代の製品は縫製が丁寧で、素材にも高級感があり、長持ちするものが多いのが特徴です。
現行品との品質の違いを感じたい方には、特におすすめの時代です。

1990年代|アイコンモデル続々登場

1990年代にはノースフェイスの代名詞ともいえる「ヌプシジャケット」「マウンテンライトジャケット」が登場。
どちらも黒タグが付いており、初期モデルはとくに人気。
プリントロゴや刺繍ロゴのバリエーションが豊富で、見た目や仕様からも年代の違いを判断できます。
タグの材質もこの頃からより耐久性のあるものへと進化していきます。

2000年代初頭|タグの変化と生産国の移行

2000年代に入ると、生産拠点がアジア(ベトナム・中国など)へと移行し、タグの表記も変化します。
「MADE IN VIETNAM」「MADE IN CHINA」などが記されるようになり、タグの縫い付けも機械的で均一に。
デザインも縦長や小型のものになり、時代ごとの特徴が明確になります。
この頃から偽物も出回るようになり、タグの精査がより重要になりました。

現行タグとその見分け方

近年の現行モデルには、ホログラムタグやQRコード付きのケアラベルが付くようになりました。
ロゴも細かく調整され、管理番号やバーコードなども追加されており、正規品かどうかの判断材料になります。
また、環境配慮を示すブルーサイン認証マークがある製品も。
これらの情報を確認することで、安心してノースフェイス製品を選ぶことができます。

ノースフェイスのタグ年代別の代表モデルリスト

ノース フェイス 歴史

ノースフェイスの魅力を語るうえで欠かせないのが、時代ごとに生まれた名作モデルたち。
実は、タグのデザインを手がかりに製造年代を把握することで、その時代ならではの代表アイテムを特定することができます。
ここでは、茶タグ・黒タグ・現行タグといったタグの変遷に合わせて、ノースフェイスを象徴する代表的なモデルを年代別に紹介します。
古着選びやコレクションの参考として、ぜひ押さえておきたい内容です。

【1960年代後半〜1970年代】茶タグ時代(Brown Label)

主な特徴

  • 茶色いベースに白抜きロゴのタグ
  • すべてアメリカ製(MADE IN USA)
  • アウトドア機能を重視したデザイン
  • 素材は60/40クロスやリップストップナイロンなど

代表モデル
シェラパーカ(Sierra Parka)
初期ノースフェイスを代表するダウンジャケット。
大きめのフードとクラシックなボックスシルエットが特徴。

ダウンベスト(Down Vest)
茶タグ期の定番ベスト。
重ね着しやすいデザインで、保温性にも優れる。

マウンテンパーカ(Mountain Parka)
防風性・撥水性に優れたオールシーズン対応のアウトドアジャケット。

【1980年代〜1990年代前半】黒タグ時代(Black Label)

主な特徴

  • 黒地に白ロゴの刺繍またはプリント
  • 80年代中期まで「MADE IN USA」、90年代にかけてアジア製へ移行
  • アウトドアと都市生活を両立する高機能アイテムが増加

代表モデル
ヌプシジャケット(Nuptse Jacket)
1992年に登場。
抜群の保温性とボリューム感でストリートシーンでも大ヒット。

マウンテンジャケット(Mountain Jacket)
ゴアテックスを使用した高機能シェルジャケット。
色切り替えやデザインの豊富さが魅力。

マウンテンライトジャケット(Mountain Light Jacket)
軽量モデルとして人気。
90年代のノースフェイス定番アイテム。

バルトロライトジャケット(Baltro Light Jacket)
極寒地対応のハイスペックダウン。
日本でも根強い人気を誇る。

【2000年代〜2010年代前半】現行初期タグ・アジア製時代

主な特徴

  • タグ表記に「MADE IN VIETNAM」「MADE IN CHINA」など
  • 縦長タグ、小型タグ、洗濯表示タグが充実
  • ブランドとしての世界展開が進む時期

代表モデル
デナリジャケット(Denali Jacket)
フリース素材の名作。
アウトドアからタウンユースまで幅広く活躍。

アコンカグアジャケット(Aconcagua Jacket)
軽量ダウンジャケット。
ノースフェイスのミッドレイヤー定番。

リゾルブジャケット(Resolve Jacket)
比較的手頃な価格帯のナイロンシェルジャケット。
防水性に優れる。

【2010年代後半〜現在】最新タグ・ホログラム付き現行品

主な特徴

  • QRコードやホログラムタグ、ブルーサイン認証のタグあり
  • サステナブル素材の使用増加
  • 都市向けモデルが主流化

代表モデル
アンタークティカパーカ(Antarctica Parka)
日本限定モデル。
高い防寒性能とデザイン性を兼ね備える。

バルトロライトジャケット(復刻版)
90年代モデルをベースに再設計された現行版。
毎年即完の人気。

マウンテンジャケット(現行リメイク)
90年代デザインをベースに素材を刷新。
街着としても人気。

ノースフェイスの偽物を見分ける方法

ノースフェイスは世界中で人気が高いため、古着市場にも偽物が多く出回っています。
特に人気モデルや古い年代のタグ付きアイテムは狙われやすく、しっかりと真贋を見分ける力が必要です。
以下では、年代ごとのポイントも含めて、フェイクを見抜くための方法を紹介します。

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ロゴのフォントが不自然

ノースフェイスのロゴは「THE NORTH FACE」の文字が綺麗に整列され、”R”マーク(®)やドーム型の3本アーチが正確に再現されているのが本物。
偽物は文字が太すぎたり、間隔がバラバラだったり、アーチが歪んでいたりします。

タグの質感が粗い・縫い目が雑

茶タグ・黒タグなどは、刺繍や織りの精度が非常に高く、縫製も丁寧です。
偽物はタグがペラペラだったり、ミシンの縫い目が歪んでいたりします。
特に茶タグは数が少ないため、印刷風の偽茶タグに注意が必要です。

本来の年代と合わない国名

例えば「黒タグ+MADE IN CHINA」の組み合わせは基本的に存在しません。
黒タグ期は90年代までの「MADE IN USA」「MADE IN BANGLADESH」などが中心。
タグと原産国の関係に矛盾があるものは要注意です。

洗濯表示に不自然な英語・日本語

最近の製品にはQRコードやホログラムタグが付きますが、偽物は翻訳が不自然な日本語だったり、洗濯マークの順番が一般的でなかったりします。

×「Do not washing」
○「Do not wash」
といった微妙な違いも見逃さないようにしましょう。

ロゴ刺繍がズレている

正規品は刺繍の密度が高く、縁のラインがキレイに出ています。
偽物は糸のほつれやズレがあり、粗い縫いでロゴが歪むことがあります。

プリントが滲んでいたり色が安っぽい

ヴィンテージアイテムにプリントロゴがある場合、フェイクはインクがにじんでいたり、発色が不自然だったりします。
とくに現行復刻モデルで「ロゴの色味」が違うケースも多いです。

ヌプシジャケットの偽物例

  • タグが現行品なのに「700」の刺繍が古いタイプ
  • 袖のロゴが左ではなく右についている
  • 裾のドローコードの形状が異なる

バルトロライトの偽物例

  • ダウンのボリュームが明らかに少ない
  • YKK以外のジップを使用している
  • ホログラムがなかったり、印刷でごまかされている

信頼できるショップ・販売元を選ぶ

一番確実なのは、正規の販売店や、信頼性の高い古着店・業者から購入することです。
特にフリマアプリや個人間売買では注意が必要で、以下を徹底しましょう。

  • 詳細な写真を依頼する(タグ、縫製、ロゴなど)
  • 質問に誠実に答えてくれるか確認
  • 過去の評価や販売実績をチェック

ノースフェイス古着を極めるなら「歴史・タグ・モデル・真贋」を知ろう

ノース フェイス 歴史

ノースフェイスの古着を楽しむには、ブランドの歴史やタグによる年代判別が重要です。
茶タグ・黒タグ・現行タグにはそれぞれ異なる代表モデルが存在し、年代ごとの特徴を知ることで価値ある一着を見極められます。
また、人気モデルほど偽物も多く出回るため、タグの縫製やロゴ、洗濯表示など細部のチェックが欠かせません。
正しい知識を身につけて、自分だけの“本物”を見つけましょう。

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この記事を書いた人

USED&VINTAGE 古着屋⁡「TobaRi」
80s〜90sのレギュラー古着を主に取り扱っています。

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