サッカーウェアブランドとして長い歴史を誇るUMBRO(アンブロ)は、近年ヴィンテージ古着市場でも注目されている人気ブランドです。
特に90年代のナイロンジャケットやゲームシャツは、スポーツミックスファッションとしても高い評価を受けています。
この記事では、UMBROのタグを年代別に解説し、その特徴・見分け方・希少性をわかりやすく紹介します。
タグから読み解く歴史の奥深さを、ぜひお楽しみください。

【1970年代以前】旧ロゴ・クラシックタグ時代
UMBROがまだ地元イギリスを中心に展開していた時代のタグは、非常にシンプルで、コレクターアイテムとして高い価値を持ちます。
素朴なデザインのロゴとタグ表記
初期タグは白地に「UMBRO」や「UM-BRO SPORTSWEAR」などの文字ロゴのみ。
ロゴフォントはセリフ体や太字で、現在のダブルダイヤロゴ(Double Diamond)は未登場。
タグは布製またはコットン製で、縫い付け仕様・色味はベージュ〜生成り系が主流です。

タグが付いていたアイテムと希少性
主にイングランド代表などのサッカーユニフォーム、トレーニングウェア、コートなどに使用されました。
製造国は「MADE IN ENGLAND」表記が多く、状態良好なものはヴィンテージ市場で数万円以上の価値があるものもあります。
特に1970年以前のUMBROタグは、サッカー史的にも資料価値が高く、収集家に人気です。
【1980年代】ダブルダイヤロゴ(Double Diamond)の登場

UMBROの象徴とも言えるダブルダイヤモンドロゴがこの時代に登場。
ロゴデザインとタグの方向性が大きく変化し、モダンな印象へと移行しました。
新ロゴ「ダブルダイヤ」の採用と視認性の向上
白地タグに黒や青、赤などで上下に重なったひし形のロゴ(ダブルダイヤ)+UMBROの文字が登場。
タグの素材はナイロンやポリエステル製になり、より耐久性の高い仕上がりになっています。
洗濯表示なども別タグで併設されるようになりました。
サッカーウェアとトラックジャケットで人気拡大
イングランド代表やクラブチームのユニフォーム、トラックジャケット、ウォームアップスーツなどに多く採用されています。
「Made in England」または「Made in Yugoslavia」などの表記も多く見られます。
この時代のタグは90年代の復刻と混同されやすいため、素材感やロゴの色合いに注意が必要です。
【1990年代】カラフルで多様化したタグデザイン
UMBROのブランドイメージが確立され、ファッションとスポーツの境界を越え始めた時代です。
タグデザインも豊富になり、年代判別がやや難しくなります。

多色プリントやロゴの立体化
ダブルダイヤロゴの立体化や、影付き・立体的なグラデーションロゴなど、バリエーションが豊富。
タグの背景にチェック柄やストライプ、色付きのベースが使われることもありました。
一部は刺繍タグ、一部はプリントタグで、製品によってまちまちです。
90sファッションで再評価されるアイテムたち
ナイロンジャケットやゲームシャツ、ピステなどのオーバーサイズスポーツウェアが大流行しました。
タグの製造国は「Made in China」「Made in Korea」「Made in Indonesia」などアジア圏に移行。
この時代のタグは、カラフルな配色+ゆるめのサイズ感で、現代の古着ファッションにも人気が高いアイテムです。
【2000年代~現在】シンプルタグとコラボラインの多様化

2000年代以降のUMBROは、スポーツブランドとしての基盤を維持しながら、デザイナーズブランドとのコラボも多く展開しています。
タグもミニマルで機能的なものへ変化しました。
熱転写・プリントタグによる軽量化と快適性
タグは熱転写式または、シームレスプリント仕様になり、タグの存在を感じさせない快適性を追求。
ロゴはグレーや白黒モノトーンが多く、シンプルな「UMBRO」表記やダブルダイヤだけのものもあります。
洗濯表示と一体型になっており、見分けがやや難しいのが特徴です。
デザイナーズブランドとの協業と限定タグ
「UMBRO × Vetements」「UMBRO × Supreme」「UMBRO × Palace」など、ストリートブランドとのコラボラインが話題になりました。
タグにはコラボ相手のブランドロゴが併記され、素材・仕様ともに特別仕様となっていることが多いです。
一部はナンバリングや限定ラインのタグが付属し、コレクション価値も高まっています。
UMBROのタグから読み解く、ブランドの進化と時代性
UMBROのタグは、その時代のスポーツカルチャーやストリートファッションとの関係性を映し出す鏡のような存在です。
年代によって素材・ロゴ・製造国が異なり、それぞれに明確な特徴があります。
特に80〜90年代のタグ付きアイテムは、今もファッションシーンで再評価されており、状態が良ければヴィンテージ市場でも高価で取引されることがあります。
古着屋やフリマでUMBROを見かけた際には、ぜひタグの細部までチェックしてみてください。










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